世界の『CHANEL(シャネル)』ブランドになるまでの軌跡


はじめに

今や誰もが知るハイブランド『CHANEL』。
街を彩るウィンドウディスプレイの中でも一際目立つセンスで私達女性を楽しませてくれます。

現代女性の草分け的存在である創業者ココ・シャネル(本名ガブリエル・シャネル)。
今も憧れの女性であり、人気ブランドとしての地位を確固たるものにしています。

’09、’10にはココの恋愛、生き方、ブランド誕生までの軌跡を描いた映画が3本も公開され、3作品それぞれの視点でココの人生を読み解いています。中には『CHANEL』全面協力のもと制作された映画もあり、作品を観るだけで少し『CHANEL』に近づいたような気がするかもしれません。

今回は、前衛的な生き方が難しかった時代にココがどのように生き、世界的なデザイナーにまでのし上がっていったのか、紐解いていきましょう。

孤独な幼少期から生まれた強さと美しさが『CHANEL』の原点に。

▼映画『ココ・シャネル』予告動画(2009年)

ココはフランスのセヴェンヌ地方で生まれ、9歳の頃、母親と死別し露天商だった父親も突然蒸発。まだ幼いながら姉とともに孤児院に預けられることになります。日曜になると父親がもしかしたら迎えに来るかもしれないというわずかな期待を胸に過ごすココでしたが、その日が来ることはありませんでした。

その時の修道女の服や、孤児院の制服が『CHANEL』の服の原点とも言われています。
その後、姉とともに裁縫師のバイトをしながら、歌手・女優を夢見て夜はキャバレーで歌い始めるのですが、この時に歌っていた「Ko Ko Ri Ko(コケコッコウ)」と、「Qui qu’a vu Coco dans le Trocadero(トロカデロでココを見たのはだれ)」という歌の題名からココという愛称がつけられたそうです。

CHANEL』創立100周年を迎えた記念の年には、ココの生涯を描いた映画が3本公開され、今も話題がつきません。夢を諦めない強い思いと、自分のことは自分で守るという独立心が映画の中からも見受けられ、唯一無二のシャネルブランド誕生の確かな一歩を感じます。

独自のファッションスタイルと転機

▼映画『ココ・アヴァン・シャネル』予告動画(2009年)

当時交際していた将校エティエンヌ・バルサンとともにパリ郊外で過ごしたココ。

貴族の生産性のない生活や、当時の女性の着飾ったファッションに疑問を抱きながら過ごすのですが、ココ自身は自分でシャツからワンピースを制作したり、コルセットを身に付けなかったり、女性のパンツルックを世間に広めるなど独自のスタイルを貫きます。

ココは生まれもった知性や先見性、才能がありながらそれに気付かず、また受け入れることも出来ずにいたのですが、退屈しのぎで作っていた帽子が貴族女性の間で話題となり、次第に裁縫師としての仕事に興味を示します。
そして同時に、働きたい、一人の女性として自立したいという思いも重なり、やがてパリに帽子屋専門店シャネル・モードを開店することになるのです。

現代に繋がるシャネルブランドの確立

▼映画『シャネル&ストラヴィンスキー』予告動画(2010年)

ココが生涯を通して追い続けた“女性の独立”や“自由”は現代ではごく普通のことですが、ココの生きた時代では決して容易いものではありませんでした。むしろ異端の存在だったのです。

女性の魅力をただ派手に着飾ったり、女性特有の体のラインや肌の露出で表現するのではなく、動きやすさといった機能性や実用性、働きやすさにこだわった素材を選び表現したのです。

また、当時は喪服用であったを取り入れたシンプルなドレスを提案したのもココ。この3作品の中でも「露出することより想像させるほうが魅力的<」「究極の色は黒。瞳にはえるのは黒だけ」と語られているのですが、そのような革新的な美意識は進化を続けながら引き継がれ、『CHANEL』というブランドは今もなおファッション業界をリードし続けています。

さいごに

現代女性の生活に影響をあたえた女性の一人であるココ・シャネル。筆者もココの生涯独身を貫き、働き続けた姿に「自分の仕事を持つ素晴らしさ」や「女性としての強さ」を学んだ一人です。

ファッションは、ワクワクさせてくれたり、憧れを抱かせてくれたり、身に付けるだけで自信を与えてくれることもありますよね。華やかさの裏側にはココのような真っ直ぐな信念と、身に付ける人の本当の美しさを引き出すための努力があるのです。

そう考えると、買い物や毎日のコーディネートなどファッションの楽しみも増えますね。

(ライター:マツモトユキ)
(編集:サムライト

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